農家のつくえではWebサイトに掲載・登録していただける山形県最上地域の農家(新庄市、舟形町、金山町、鮭川村、戸沢村、大蔵村、金山町、最上町)を募集しております。
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農業大国といわれる山形県。その北東部に位置するのが最上地方です。 新庄市、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村の1市4町3村で構成されています。 新庄盆地を中心にまわりは神室連峰や奥羽山脈などの山々に囲まれており、夏は高温多湿で暑く、冬は寒いのが特徴です。 全国的にも有数の豪雪地帯であり、平地でも毎年1メートル以上の積雪があります。
鉄道、幹線道路ともに最上地方の中心地である新庄市で交差しており、東西南北の人や物の流れを結ぶ要衝地です。 鉄道は東西に陸羽西線・東線が横切り、南北には奥羽本線が縦断しています。新庄駅は山形新幹線「つばさ」の終着駅であり、昭和初期には積雪地方農村経済調査所が設けられて雪国調査の拠点とされるなど、南東北の最果て、北東北の入口ともいえます。
四方を山に囲まれている最上地方は、熱気も冷気もたまりやすく、夏は暑く冬は寒いという盆地特有の気候が特徴です。 盆地性の気候は一日の昼夜の寒暖差も大きいという特徴があります。植物は日中に光合成で栄養素を作り出し、涼しい夜にしっかり休んで蓄えられるため、最上地方ではこうした寒暖差によっておいしいお米や野菜が作られます。
豪雪地帯であるため冬季はほとんどの農地が雪の下に埋まります。冬のあいだに土はしっかりと休息をとり、土に残されたよけいな養分などは春の雪どけ水にじわじわと洗い流されるので、雪国の土はきれいで健康に保たれます。
山形県は、日本のほとんどの良食味品種のルーツである‘亀の尾’が生まれた地です。 現在でも‘つや姫’を筆頭に‘はえぬき’や‘あきたこまち’など、全国的にも評価の高い米づくりが盛んです。近年では新品種‘雪若丸’が開発されました。 最上地域は、農地の約90パーセントが田んぼという一大米どころです。
昭和56年に金山町で産地化の取組みが始まりました。地道な技術開発と普及活動によって品質の高い生産が広がり、「達者de菜」の統一ブランドは山形県のシェアのほとんどを占め、夏秋にらの全国的産地となっています。
産地研究室で開発された栽培技術を導入した最上町から急速に産地化が進み、現在では県内のシェア1位となっています。 冷涼な気候と豊富な堆肥などの地域資源により、優れた食味と生産性が実現され、今後も産地化は進んでいくと思われます。
主産地である新庄市、金山町、真室川町から、近年では鮭川村、大蔵村、戸沢村でも栽培が始まり、最上全域で急速な産地化が進んでいます。
南米アンデスが原産地とされるトマトは、昼夜の寒暖差の大きい最上地域とも相性がよいと言われています。なかでも大蔵村では、夏秋トマトの生産が大きく拡大し、加工品の取組も盛んに行われています。 また、ミニトマトも若手農家などを中心に最上全域で生産者が増えています。
設立から45年の最上広域野菜振興協議会きゅうり部会など、キュウリの生産地として長い歴史を持ちます。平成元年には国の野菜指定産地となり、作付面積もここ20年近く10ha強を保っていて安定的な生産地として評価されています。
最上地域のたらの芽栽培は、先進地として全国的にも高く評価されています。豪雪地帯の最上にとってたらの芽は重要な冬季品目です。先人が新品種の育成や栽培技術の改良に取り組んできたおかげで全国1位のシェアを得るに至りました。 たらの芽で培われてきた促成技術は、うるいやふきのとうなど他の山菜の促成栽培にも活かされ、今後の産地化が期待されています。
トルコギキョウは最上地域の主力品目として各市町村で栽培されており、品質の良さで高い評価を得ています。 りんどうは最上地域の気象条件によく合った品目であり、露地栽培の主力として近年生産が拡大しています。 ばらは十数年前から規模拡大が進み、全国的な産地に成長しました。
最上地域は山形県内でも畜産の盛んな地域です。 平成に入り、飼養農家数は大幅に減少しましたが、近年は規模拡大が進み、肉用牛では頭数が増えています。 ホールクロップサイレイジ(WCS)やソフトグレンサイレイジ(SGS)などの取組みも進んでおり、飼料の自給力向上が期待されています。
冷涼・高湿な気候の最上地域は、きのこの生育条件にもよく適しており、その生産量は県内の大部分を占めています。中でも鮭川村は、全国でも有数のなめこ生産地で、しいたけ、えのきなどの生産量は県内1位となっています。 きのこ生産者は法人経営が多く、栽培だけでなく加工や直売などの取組みも盛んに行われています。
山形県の特産品であるさくらんぼ、西洋なし、りんごをはじめ、ラズベリーや山ぶどうの生産も近年盛んに進められています。
昔から農家はその土地の気候や風土に合った品種を作り、その種はそれぞれの家や地域で引き継がれてきました。 現在、一般市場に流通している野菜のほとんどは、高品質で多収量、どの地域でも誰にでも簡単に作られることを目的として、研究施設や種苗会社によって開発されている品種です。 こうした新しい品種によって古くからある米や野菜の多くは姿を消しましたが、今でもその一部は大事に引き継がれています。こうした品種は一般に伝統野菜と呼ばれています。 最上地方では、地域に残る伝統野菜を「最上伝承野菜」として30品目を認定しています。
・くるみ豆 ・金持ち豆 ・ようのこ豆 ・久五郎豆 ・青端豆 ・青ばこ豆
・青黒 ・雁喰い ・黒五葉 ・神代豆 ・漆野いんげん ・弥四郎ささぎ
・最上かぶ ・吉田かぶ ・石名坂かぶ ・長尾かぶ ・角川かぶ
・肘折かぶ ・西又かぶ ・とっくりかぶ
・肘折大根 ・エゴマ ・ひろっこ ・最上赤 ・雪割菜 ・甚五右ヱ門芋
・からどり芋 ・勘次郎胡瓜 ・畑なす
・農林大学校
山形県の農業研修施設です。
全寮制の学生や、働きながら学べる新規就農者支援制度などが用意され、若手農業者が県内全域から学びに来ています。
・産地研究室
山形県の研究施設で、地域に合った品種や栽培技術を開発し、普及・指導をしています。
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