とっくりかぶ
パリッとした噛み応えとやわらかい肉質の赤かぶ
【来歴】
「一口食べればみんな驚く」と、生産者の中川信夫さん自慢のかぶ。
甘酢漬けが主流だが、信夫さんが好きな食べ方は麹漬け。雪風の吹きこむ寒い小屋で漬け物樽を保管していた昔はよく麹漬けを作っていた。今は小屋が温かくなってすぐに酸っぱくなってしまうため、作り置きはしない。葉っぱを一緒に入れるとさらにおいしい。
中川家は200年以上前から続く農家。ただ、とっくりかぶがいつごろから作られていたのかは不明。少なくとも昭和20年には作られていたとされる。
毎日晩酌をしていた信夫さんのお父さんが、かぶを食べながら「とっくりに似てる」と口にしたのが名前の由来。
真室川伝承野菜の会10人ほどで生産。採種だけは中川家の技術に任されている。
【特徴・食べ方】
土から出ている部分が赤紫色となり、土中の部分は白く、ずんぐりとした下膨れ。
パリッとした噛み応えだが、肉質はやわらかくて筋っぽさがない。辛みが少なく生で食べてもおいしい。
甘酢漬け、麹漬け、甘酒漬け、味噌漬けなど、漬け物に最適。鮭を使った郷土食“よう汁”もおいしい。
この記事を書いた人
渡辺 悠樹
出身:千葉県 在住:山形県新庄市
職業:合同会社麦角社代表(ブランディング・ライティング・Web制作会社)
趣味:小説、映画、漫画、お酒(一番好きなのは、カシャーサ)
特技:どんな人でも好きになれる、尊敬できる
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