最上の主要農産物

お米

山形県は、日本のほとんどの良食味品種のルーツである「亀の尾」が生まれた地です。現在でも「つや姫」を筆頭に「はえぬき」や「あきたこまち」など、全国的にも評価の高い米づくりが盛んです。近年では新品種「雪若丸」が開発されました。

<h4> 最上地域は、農地の約90パーセントが田んぼという一大米どころです。</h4>

にら

昭和56年に金山町で産地化の取組みが始まりました。地道な技術開発と普及活動によって品質の高い生産が広がりました。

<h4> 「達者de菜」の統一ブランドは山形県のシェアのほとんどを占め、夏秋にらの全国的産地となっています。</h4>

アスパラガス

産地研究室で開発された栽培技術を導入した最上町から急速に産地化が進み、冷涼な気候と豊富な堆肥などの地域資源により、優れた食味と生産性が実現され、今後も産地化は進んでいくと思われます。

<h4> 現在では県内のシェア1位となっています。</h4>

ねぎ

主産地である新庄市・金山町・真室川町から、近年では鮭川村・大蔵村・戸沢村でも栽培が始まりました。

<h4> 最上全域で急速な産地化が進んでいます。</h4>

トマト(大玉・ミニ)

南米アンデスが原産地とされるトマトは、昼夜の寒暖差の大きい最上地域とも相性がよいと言われています。中でも大蔵村では、夏秋トマトの生産が大きく拡大し、加工品の取組も盛んに行われています。

<h4> ミニトマトも若手農家などを中心に最上全域で生産者が増えています。</h4>

きゅうり

設立から45年の最上広域野菜振興協議会きゅうり部会など、キュウリの生産地として長い歴史を持ちます。

<h4> 平成元年には国の野菜指定産地となり、作付面積もここ20年近く10ha強を保っていて安定的な生産地として評価されています。</h4>

山菜(たらの芽・うるい・ふきのとう)

最上地域のたらの芽栽培は、先進地として全国的にも高く評価されています。豪雪地帯の最上にとってたらの芽は重要な冬季品目です。先人が新品種の育成や栽培技術の改良に取り組んできたおかげで、全国1位のシェアを得るに至りました。

<h4> たらの芽で培われてきた促成技術は、うるいやふきのとうなど他の山菜の促成栽培にも活かされ、今後の産地化が期待されています。</h4>

花卉

トルコギキョウは最上地域の主力品目として、各市町村で栽培されており、品質の良さで高い評価を得ています。りんどうは最上地域の気象条件によく合った品目であり、露地栽培の主力として近年生産が拡大しています。

<h4> バラは十数年前から規模拡大が進み、全国的な産地に成長しました。</h4>

肉用牛・乳用牛

最上地域は山形県内でも畜産の盛んな地域です。平成に入り、飼養農家数は大幅に減少しましたが、近年は規模拡大が進み、肉用牛では頭数が増えています。

<h4> ホールクロップサイレイジ(WCS)やソフトグレンサイレイジ(SGS)などの取組みも進んでおり、飼料の自給力向上が期待されています。</h4>

きのこ

冷涼・高湿な気候の最上地域は、きのこの生育条件にもよく適しており、その生産量は県内の大部分を占めています。中でも鮭川村は、全国でも有数のなめこ生産地で、しいたけ、えのきなどの生産量は県内1位となっています。

<h4> きのこ生産者は法人経営が多く、栽培だけでなく加工や直売などの取組みも盛んに行われています。</h4>

果樹

山形県の特産品であるさくらんぼ・西洋なし・りんごをはじめ、ラズベリーや山ぶどうの生産も近年盛んに進められています。

<h4> 他にも最上地域で、メロン・桃・スイカなどを生産されている方もおります。</h4>