初の新庄産山ぶどうのワインを作ります


新庄産山ぶどうワイン“想 OMOI”

山形県新庄市は本合海地区。
80歳を超えるひとりの農家が挑戦します。

ひたすらにお米を作り、豆を植え、山菜を採り、キノコを育ててきました。
そして、10年の歳月をかけて山ぶどうの樹を育て、ようやく満足のいくぶどうが出来ました。

皆さんに新庄の美味しいものを食べてもらいたい。
そうして、「なるほど、雪国のものは違うなぁ」と感動してもらいたい。

ただただ食べてくれる人たちの笑顔を追い求め、走り続けてきた佐藤哲雄さん。
自然と歴史と文化豊かな本合海地区が生んだ農の哲人が、故郷への思いを皆さんにお届けします。

一房のぶどうプロジェクトへのご支援をお願いします

企画名 新庄産山ぶどうワイン“想 OMOI”制作プロジェクト
内容

①新庄産山ぶどうワインの試作品づくり

②自然豊かな新庄市本合海で山ぶどうの農業体験

新庄出身の画家 近岡善次郎画伯のラベル制作

伝統工芸 新庄東山焼の器・ピアラの制作

賛助金

●一口10,000円(ワイン2本×ピアラ2点)
●一口5,000円(ワイン1本×ピアラ1点)

記念品 ・新庄産山ぶどうワイン“想 OMOI”500ml
・新庄東山焼の酒器・ピアラ
お届け日

 2019年12月下旬予定

*大変申し訳ございませんが、発送は対応しておりません。
遠くにお住いの方は、個別にお問合せください。

お問合せ

<企画>

一房のぶどうプロジェクト事務局

hitohusa.budou@gmail.com

 

地域の宝を呼び起こす「一房のぶどうプロジェクト」

2017年秋。
約10年間、試行錯誤を重ねながら育ててきた山ぶどうの甘みに、哲雄さんは手ごたえを感じました。
「やっと自信をもって人に食べさせられる山ぶどうが出来た」
哲雄さんは、この山ぶどうを使って地域活性をしたいと思い立ちます。

そして2018年夏。
一人の協力者が現れ、それをきっかけに一人、また一人と、少しずつ仲間が増えていきます。

哲雄さんの目的はただ農産物を売ることではありません。
新庄市や最上地域のあちこちに眠る地域の宝を呼び起こし、たくさんの人に喜んでもらえるような故郷づくりを実現することです。

これまでにも、サッカー場や野球場に桜の樹を植えたり、最上川流域の観光振興事業に携わったりするなど、地域振興にも積極的に取り組んできました。
自分のもてる知識や技術が地域のために役立てられないかと、商品開発のヒントを求めていろいろな製品を求めて食べまわり、助言を求めて飛び回ってきました。

なかなかまわりからの理解が得られず、正直諦めかけたこともありました。
しかし、2018年になって少しずつ人が集まり、動きはじめたのが「一房のぶどうプロジェクト」です。
哲雄さんが小学生の時に読んだ有島武郎の短編小説「一房の葡萄」が名前の由来です。

新庄の大人たちが頭を突き合わせ、地域のためになにが出来るかを話し合ってきました。
そして導き出した答えが、ワイン。
山ぶどうワインと、本合海の自然と文化がもつ魅力を高めて、新庄市内外からたくさんの人に来てもらい、最上地域を楽しんでもらいたいというものです。

目標は自前のワイナリーをもつこと。
そのワイナリーを拠点に本合海の自然や歴史に根ざした文化を楽しんでもらうことです。

人口流出。過疎。日本のどの地域でも抱えている問題に、新庄市がどう取り組み、次の世代に地域の宝を引き継いでいけるのか。

2019年。
一房のぶどうプロジェクトは、多くの方々に喜んでいただけるようなワインづくりに挑戦します。

参考:http://www.city.shinjo.yamagata.jp/k001/020/010/050/020/2585.html

 

新庄の土から生まれるワイン“想 OMOI

山形県新庄市には、長い歴史から生まれたさまざまな文化資源が受け継がれてきました。

自然、食、芸術、工芸、学問など、あらゆる分野に、この地域だからこそから誕生し、根付いてきた唯一無二の文化があります。

このたび、一房のぶどうプロジェクトが企画するのはそのうちでも3つの要素。

すなわち——―

①「農」=山ぶどう

 

②「美術」=近岡善次郎

はけご・あけび・やまぶどう(近岡善次郎生誕100周年記念作品集より)

 

 

③「工芸」=新庄東山焼

 

どれも作り手の卓越した「哲学」によって誕生した作品です。
そして、それら3要素を結び付けるものが、山ぶどうワイン“想 OMOI”なのです。

 

最上地方の豊かな自然が育てた山ぶどう

〇農家 佐藤哲雄の挑戦

佐藤哲雄さんは昭和13年(1938)新庄市本合海地区に生まれました。
幼いころより家業である農業に従事してきた生粋の農家です。

主要作物はお米。
その他にも、くるみ豆、雪の下キャベツ、トマト、紫イモ、山菜、キノコと、多彩な作目も栽培しています。

「どうやって育てるとさらにおいしい作物になるのか」。
この問いを常に自分に問いかけて、食べてくれる人がしっかりと納得してもらえるものが出来るまでは、けっして妥協はしません。

食べ方の研究にも余念がありません。
ただ漫然と作るだけではなく、どのような調理法が向いているのかについても、作り手として考えることが必要であると哲雄さんは言います。

農業のこと以外でも哲雄さんは精力的に動いてきました。
地域のために、人がやらないようなことにも果敢に挑戦しています。サッカー場や野球場に桜の木を植えたり、国指定文化財である八向楯を整備する事業を進めたり、故郷に貢献する活動にも取り組んでいます。

〇新庄市本合海地区から生まれる山ぶどうワイン

そんな佐藤哲雄さんが育てている山ぶどうは、ヤマソービニオンという品種です。山ぶどうとカベルネ・ソーヴィニョンを掛け合わせて生まれた品種で、糖度が高く赤ワインに向いています。

哲雄さんは、およそ10年をかけてこのヤマソービニオンを甘く、ワインに合う味にまで仕立て上げました。わからないことがあれば先達の方々から学び、試行錯誤を重ね、「ようやく食べる人たちを納得させられる味にまでもってこられた」と、哲雄さんは誇らしげに語っています。

 

新庄出身の画家 近岡善次郎画伯の作品をラベルに

〇近岡画伯作品「はけご・あけび・やまぶどう」

はけご・あけび・やまぶどう(近岡善次郎生誕100周年記念作品集より)

新庄市出身の洋画家 近岡善次郎氏の作品が、山ぶどうワイン“想 OMOI”のラベルとなる予定です。

作品は、山ぶどうワインにちなみ、「はけご・あけび・やまぶどう」です。

東北地方の風土や民俗を描いてきた近岡画伯ですが、中には新庄の農民をモデルにした作品も多く残されており、色味鮮やかな水彩画は、そのまま新庄の文化の豊かさを表しているかのようです。

新庄信用金庫本店や仙台駅のステンドグラス、新庄市民文化会館の緞帳など、近岡画伯の作品は多くの方々に親しまれています。

 

【近岡善次郎画伯略歴】

大正3年(1914年)新庄町馬喰町に生まれる。
        旧制新荘中学校(現新庄北高等学校)卒業後、文化学院美術部にて有島生馬(有島
        武郎の弟)などに学ぶ。
昭和31年 文部省留学生として渡欧
昭和35年 一水会会員となる
昭和38年 「巫女」で第6回安井曾太郎賞受賞
昭和53年 仙台駅の巨大ステンドグラス「杜の賛歌」原画作成
昭和56年 新庄市民文化会館大ホール緞帳の原画制作
平成11年 新庄市名誉市民となる
平成19年 逝去

 

新庄東山焼によるオリジナルの器・ピアラを制作

〇伝統工芸とワイン

新庄市を代表する伝統工芸・東山焼。この地域が誇る歴史ある文化資源のひとつです。

このたびのプロジェクトでは、山ぶどう醸造ワイン“想 OMOI”の限定記念作品として器・ピアラ*の制作を企画し、ワインとセットにして、賛助金を頂いた皆様へお渡しする予定です。

伝統工芸と山ぶどう。新庄の土が育んできたこの両者の邂逅は、いったいどのような器を生みだすのでしょうか。

*ピアラとは、ワイン発祥の地と言われるジョージアで使われている伝統的な器です。一般的なワイングラスと違って飲み口が広く、素焼きのものが一般的です。口に含んだ瞬間に広がる土の香り漂うワインを一度味わうと、グラスで飲むワインを味気なく感じるようになってしまうとか。

 

【新庄東山焼の歴史】

天保12年(1841年)、越後国出身の陶工涌井弥兵衛によって開窯。日常の生活の中で使用できる陶器を制作することを家憲とし、伝統にとらわれず、時代の流れに合った新たな製品づくりにも挑戦し続けている。現在は六代目涌井弥瓶氏。

東山焼の最も大きな特長である海鼠釉は「出羽の雪のかげりの色」と喩えられ、透き通るような澄んだ青みが有名である。

藩政時代から代々続いている窯は、新庄東山焼と山形平清水焼の二カ所のみとなっている。

 

一房のぶどうプロジェクトについて

一房のぶどうプロジェクトは、新庄市本合海地区の佐藤哲雄さんを中心に、平成30年に活動を始めた有志のグループです。

――本合海の美しい自然や文化を次の世代に残したい。
――この魅力を多くの人に知ってほしい。

そんな哲雄さんの故郷への思いに賛同した人たちが集まり、地道に活動しています。

一房のぶどうプロジェクトが目指すのは、この本合海地区で採れた山ぶどうでワインを作ることです。
そして、ゆくゆくは独自のワイナリーをもち、ぶどう棚をはじめとする広大な農地での農業体験、豊かな自然と文化が味わえる本合海を、多くの人に楽しんでもらえる地域にしていくことです。

地域の人々自らの力で故郷を守り続けていくために、独立採算で運営ができる持続可能性を備えた事業体を目指しています。

ちなみに、プロジェクト名の由来は有島武郎の短編小説「一房の葡萄」です。プロジェクト発起人の哲雄さんが、小学生のときに読んだ思い出が心の中に残っており、それが昔から続く本合海の美しい姿と結びついたためにその名をつけました。

2018年10月には、本合海の山間地において、見渡す限りの田んぼと畑、遠くには山々が望めるぶどう畑で、収穫体験のイベントを開催し、多くの方に楽しんでいただきました。

一房のぶどうプロジェクトでは、ワイン製造企画の中に、こうした農業体験も盛り込み、新庄の食文化理解も深めていきます。

 

お申込み・ご入金方法

<企画内容>

企画名 新庄産山ぶどうワイン“想 OMOI”制作プロジェクト
内容

①新庄産山ぶどうワインの試作品づくり

②自然豊かな新庄市本合海で山ぶどうの農業体験

③新庄出身の画家 近岡善次郎画伯のラベル制作

④伝統工芸 新庄東山焼の器・ピアラの制作

賛助金

一口10,000円

記念品 ・新庄産山ぶどうワイン“想 OMOI”500ml×1本
・新庄東山焼の器・ピアラ×1つ
(一口につき1セット)
お届け日

 2019年12月下旬予定

*大変申し訳ございませんが、発送は対応しておりません。
遠くにお住いの方は、個別にお問合せください。

お問合せ

<企画>

一房のぶどうプロジェクト事務局

hitohusa.budou@gmail.com

 

 

お問合せ先

一房のぶどうプロジェクト

事務局担当:渡辺悠樹

電 話:090-4136-9989

メール:hitohusa.budou@gmail.com